天気のあれこれ♪

普段何気なく見ている雲や雨などから珍しい現象まであれこれ書いていきます~

2016年の世界平均のCO2濃度が過去80万年で最高記録を更新!このままいけば今世紀末には夏は40℃超えが当たり前に!?

 このたび世界気象機関(WMO)から2016年の大気中の二酸化炭素濃度が過去80万年で最高記録を更新したと発表がありました~

そこで本日の天気のあれこれでは、その発表の内容と地球温暖化の影響を考えていきたいと思います~

 

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   目次

 

 

 

1.2016年の世界平均の二酸化炭素濃度が403.3ppmまで上昇!

2017年10月30日に出されたWMO(世界気象機関)の温室効果ガス年報によりますと、2016年の大気中に含まれる二酸化炭素濃度が世界平均で403.3ppmまで上昇し、過去80万年で最高記録を更新したとの発表がありました。

WMO(世界気象機関)のターラス事務局長によると、『CO2など温室効果ガスの排出量を素早く削減しない限り、今世紀末までに危険な気温上昇が起きる』・『将来の世代が受け継ぐ地球ははるかに住みにくい場所になる』と警告したようです。

2.過去にこのレベルに達したのはいつの話?

過去にCO2濃度がこのレベルまで上昇したのは、300万~500万年前にあったとのことで、当時の気温は現在よりさらに2~3℃高く、海水面は10~20m高かったとされています。

3.過去にもあったならちょっとくらい大丈夫じゃないの?

確かに300万~500万円前は、地球の大気に約400ppmのCO2が含まれていた時代でした。ただ当時の地球は温暖で安定した気候でしたが、現在は間氷期となっており、300万~500万年前と同じレベルなのはかなり不味い状況なのです。

 

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引用:NIE教育に新聞を:朝日新聞社インフォメーション

 

4.人間の活動だけでこんなに凄い数値になったの?

昨年(2016年)はエルニーニョ現象に関連した自然起源の放出もあったので、一概に人間のせいとは言えませんが、人間の活動が大きな影響を与えているのは紛れもない事実です。

まずこの図を見てもらいましょう。

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引用:WMO(世界気象機関)の温室効果ガス年報

最終氷期紀元前1万3千年前~紀元前1万2千年前(日本では旧石器時代から縄文時代への移行期)に終わり、だんだん温暖化してきた地球ですが、それでも大気中のCO2濃度は280ppmを下回っていました。それが1950年代辺りから急上昇を始め、右肩上がりでCO2濃度が上がり続けているのが分かります。

最近70年間におけるCO2濃度の増加率は、最終氷期末期のおよそ100倍に相当しており、人間の活動が如何大きな影響を与えているかが分かります。

 

 

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5.CO2濃度の上昇に比例して、世界の年平均気温も上昇。

まずは図で見てもらいましょう。これが世界の年平均気温を表したグラフなのですが、こちらも右肩上がりで上昇していることが分かります。

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引用:気象庁 | 世界の年平均気温

2016年の世界の年平均気温偏差は、+0.45℃で、3年連続で最高値を更新しています。長期的には100年あたりで0.72℃の割合で上昇しています。

 

次に日本を見ていきましょう。

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日本の平均気温も世界の平均気温と同様に右肩上がりですが、世界の上昇に比べても上がり方が急です。2016年の日本の年平均気温における基準との偏差は+0.88℃となっており、統計開始以来最も高い数値です。

長期的には100年あたり約1.19℃の割合で上昇しています。

6.暑いけど100年あたり約1.19℃の上昇なら我慢出来るかな?

実はそう悠長なことも言っていられないのです。

2014年に発表された国連IPCC気候変動に関する政府間パネル)の第5次評価報告書によりますと、4段階のシナリオでシュミレーションをした結果が載せられています。

それがこの図です☟

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引用:全国地球温暖化防止活動推進センター

 

最も気温上昇の低いシナリオ順で並べると・・・

RCP2.6で0.3℃~1.7℃

RCP4.5で1.1℃~2.6℃

RCP6.0で1.4℃~3.1℃

RCP8.5で2.6℃~4.8℃となっています。

7.4.8℃上昇とかあり得ない。どのシナリオになりそうなの?

日本も遅れて批准したパリ協定を世界各国が守れば、最も気温上昇の低いシナリオになることもあったでしょう。ただ、2017年6月1日に温室効果ガス排出量が世界2位で世界の排出量の15%以上を占めるアメリカがパリ協定から離脱を表明してしまいました。

同9月17日にはティラーソン米国務長官が『条件次第では協定に残留する可能性もあり得る』とやや譲歩した発言もありましたが、数時間後にはホワイトハウスより『協定離脱の方針に変更はない』との声明が出されたので、期待薄でしょう。

このままアメリカが正式に離脱となると、気温上昇の高いシナリオになる可能性は高いです。

8.国連環境計画の発表ではパリ協定を順守したところで、今世紀末は3℃以上気温が上がる!

国連環境計画(UNEP)の10/31の発表によると、リ協定のもとで各国が掲げる温室効果ガス削減目標を達成しても、今世紀末には気温が少なくとも3.0℃~3.2℃上がる可能性が高いという報告がされました。

 

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9.まとめ

2016年の世界平均のCO2濃度が過去80万年で最も高い値を更新したことが分かりました。国連環境計画の発表ではパリ協定を順守しても3.0~3.2℃気温が上昇するとの分析も出ています。

アメリカの離脱が正式に決まれば、おそらく将来は4.8℃コースですね。今世紀末の夏は40℃超えが頻発する可能性もあり得ます。将来世代に負の遺産を出来るだけ残さないようにしていきたいものですね。(望み薄)  

    

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