活火山ってなに?
活火山とは、『概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山』を指します。当初日本には108の活火山がありましたが、2011年6月に2火山(北海道にある天頂山・雄阿寒岳)・2017年6月に1火山(栃木県の男体山)が追加され、2018年2月現在では111の活火山があります。
引用:気象庁|活火山とは
活火山のない県は意外と多い!!
1.の図を見ていただければ分かるかと思いますが、日本全国に活火山が存在していますが、意外と活火山のない県は多く、2府19県あります。関東地方・・・・・・埼玉・茨城・千葉
中部・北陸地方・・・愛知・三重・福井
関西地方・・・・・・京都・滋賀・奈良・和歌山・大阪・兵庫
中国地方・・・・・・広島・鳥取・岡山・香川・愛媛・徳島・高知
九州地方・・・・・・福岡県・佐賀県
となっています。
関西・四国地方には、2018年2月現在では全県に活火山はないとされており、その点では安心ですね。
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日本は世界有数の火山大国!!
1.の図を見ても分かるかと思いますが、日本には全国各地に活火山が存在しています。世界では1,548の活火山があると言われており、日本は7%を占める世界有数の火山大国なのです!!
ちなみに活火山の数をランキングすると、多い順に1位アメリカ(174個)・2位ロシア(156個)・3位インドネシア(130個)・4位日本(111個)・5位チリ(106個)となっています。

引用:1 世界の火山 | 防災情報
世界に占める日本の国土面積は、わずか0.25%しかないにも関わらずこの数はシャレにならないですね。
21世紀に入ってから既に8回も火山が噴火している!!
2000年に入ってから日本で噴火した活火山を見てみると、、、2000年の有珠山・三宅島、2011年に新燃岳、2013年に桜島、2014年に御嶽山、2015年に口永良部島、2017年に新燃岳、2018年に本白根山で噴火が発生しています。これ以外にも噴火こそしていませんが、駒ケ岳などでも火山性地震・火山性微動も観測されており、油断は出来ません。
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気象庁が監視している活火山は、現在38火山40ヶ所!!
2018年1月現在、気象庁が把握している日本全国に噴火するかもしれない活火山は全部で111個ありますが、その内『噴火警戒レベル』が導入しているのは38火山40カ所になっています。下図が監視カメラを導入している火山になります☟(噴火に伴い、本白根山も新たに追加)
引用:気象庁|監視カメラ画像
『世界で最も危険な火山10』で1位・4位は日本の活火山!!
2015年にイギリスのマンチェスター大学のアルバート・ザイルストラ教授が火山愛好家たちの協力を得て、『世界でも最も危険な火山10』を選定しました。それによりますと、日本の活火山は2つランクインしています。1位 薩摩硫黄島(鹿児島県)
2位 アポヤケ山(ニカラグア)
3位 フレグレイ平野(イタリア)
4位 阿蘇山(熊本県)
5位 トランスメキシコ火山帯(メキシコ)
6位 アグン山(インドネシア)
7位 カメルーン山(カメルーン)
8位 タール山(フィリピン)
9位 マヨン山(フィリピン)
10位 ケルート山(インドネシア)
ちなみに選出にあたっては、100年以内に噴火の恐れがあり、かつ破局的噴火となる可能性がある火山という基準が用いられているようです。7位 カメルーン山(カメルーン)
8位 タール山(フィリピン)
9位 マヨン山(フィリピン)
10位 ケルート山(インドネシア)
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Aランクの活火山は要注意!!
薩摩硫黄島・阿蘇山以外にもランクAに振り分けられている活火山は警戒をした方が良いです!!火山予知連絡会では、過去の火山活動度に基づく活火山の分類(ランク分け)を行っています。ランクAは100年活動度指数あるいは1万年活動度指数が特に高い火山・ランクBは100年活動度指数あるいは1万年活動度指数が高い火山・ランクCはいずれの活動度指数とも低い火山となっています。
下図がそのランク分けをしたものになります↓

引用:火山活動の分類(ランク分け)
もちろんこれが将来の噴火を意味するものではありませんが、ランクが高い活火山の付近に住んでいる方は、普段から気にしておいた方が良いかもしれません。
カムチャッカの火山群が北から順に噴火しているので、北海道の火山は注意が必要!!
昨年からカムチャッカの火山群が北から順に噴火しているので、北海道の火山は特に注意した方が良いかもしれません。www.hazardlab.jp
怪しいところでは有珠山・十勝岳・雌阿寒岳などでしょうか。過去には大規模な噴火は記録されていませんが、これは松前藩の統治以前の記録がはっきりしていないからではないかと言われており、油断は出来ません。
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北米プレート上の東北地方も警戒が必要!!
立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋氏は、北米プレート上に位置する東北地方も警戒が必要だと指摘しています。特に噴火した際のリスクが高いと考えられているのは、十和田山・蔵王山と言われています。news.livedoor.com
まとめ
今年に入ってから本白根山の噴火、蔵王山・御鉢が火山性微動を観測したりと全国各地の活火山で動きが見られています。日本は世界全体の活火山のうち7%を占める火山大国なので、正直いつどこで噴火があってもおかしくありません。お住まいのエリアに活火山に分類されているものがないのか、直近の噴火はいつか、どの程度の被害だったかなど今一度確認しておくのも重要かもしれませんね。おすすめの防災グッズがこちら☟

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