西日本を中心に甚大な被害を出した豪雨は、台風の中心付近に匹敵するほど大量の水蒸気を含んだ気流がもたらしていたことが分かりました。そこで本日の天気のあれこれでは、その内容について見ていきたいと思います~
目次
- 1.西日本豪雨は台風並の大量の水蒸気を含んでいた!
- 2.1㎡あたり70から80kgと2017年の九州北部豪雨より約10~20%多かった!
- 3.大量の水蒸気の原因は?
- 4.大量の水蒸気が豪雨の大きな要因か!?
- 5.まとめ
1.西日本豪雨は台風並の大量の水蒸気を含んでいた!
坪木和久・名古屋大教授の分析によりますと、西日本を中心に甚大な被害を出した豪雨は、台風の中心付近に匹敵するほど大量の水蒸気を含んだ気流がもたらしていたことが分かりました。
2.1㎡あたり70から80kgと2017年の九州北部豪雨より約10~20%多かった!
坪木教授は海水温や気圧配置などのデータから、当時の雨雲の状況をコンピューターで再現したのですが、沖縄付近では水平面積1㎡の大気の柱に推定70~80kgの水蒸気が含まれていたことが分かったとの事です!!これは通常の台風並みの量で、九州北部豪雨の同60~70kgより約10~20%多かったようです。
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3.大量の水蒸気の原因は?
今回の大量の水蒸気の原因は、台湾から沖縄付近の東シナ海で3~6日に多数の活発な積乱雲が発生し、上空まで大気を湿らせ続けていました。この大量の暖かな水蒸気を含んだ空気が南西風に乗って北東方向に進み、本州付近に停滞していた梅雨前線に供給され続けた結果、前線が活発化して広い範囲で長時間の降雨をもたらしたとみられるています。
4.大量の水蒸気が豪雨の大きな要因か!?
坪木教授は「水蒸気の量がわずかに違うだけでも実際の降雨量はかなり変わる。台風でもないのに、これほど大量の水蒸気が流れ込んだことが今回の豪雨の大きな要因だろう」と分析しています!!
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5.まとめ
西日本を中心に甚大な被害を出した豪雨は、台風の中心付近に匹敵するほど大量の水蒸気を含んだ気流がもたらしていたことが分かりました。昨年の九州北部豪雨の同60~70kgより約10~20%多かったとのことで、この大量の水蒸気が梅雨前線に供給され、豪雨の要因になったと見られています。台風並みとかシャレになりませんね!
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