先日発生した西日本豪雨で、岡山県倉敷市真備町地区で氾濫した川は国から委任された岡山県の管轄でしたが、法定の河川整備計画が定められておらず、維持管理がほとんどされていなかった実態が明らかになりました。そこで本日の天気のあれこれでは、その内容について見ていきたいと思います~
目次
- 1.岡山県倉敷市真備知己では小田川だけでなく、その支流の3つの河川も決壊していた!
- 2.国交省の調査では高馬川・真谷川・末政川の計6ヶ所でも決壊!
- 3.決壊した3河川は河川整備計画の作成が義務付けられた1級河川!
- 4.県は河川整備計画を20年以上に渡って怠り、深さ・川幅・堤防の高さも把握していなかった!
- 5.岡山県は非を認めているものの、決壊と計画がないことの因果関係についてはノーコメント!
- 6.岡山県では防災メールの遅延・ハザードマップの誤りなど行政の失態が相次いでいる!!
- 7.まとめ
1.岡山県倉敷市真備知己では小田川だけでなく、その支流の3つの河川も決壊していた!
西日本を襲った記録的豪雨に伴って、河川の氾濫で多数の犠牲者が出た岡山県倉敷市真備町地区では、2ヶ所が決壊した小田川だけでなく、その支流である三つの河川も決壊していたことが分かりました。
2.国交省の調査では高馬川・真谷川・末政川の計6ヶ所でも決壊!
国交省によりますと、小田川は高梁川との合流地点の手前3.4kmなど2ヶ所で50~100m程度決壊、決壊地点から北に延びる高馬川(1.3km)、その上流から南に延びる真谷川(4.6km)、小田川から北に延びる末政川(4.4km)の計6ヶ所でも20~300mにわたって決壊が見つかっています。
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3.決壊した3河川は河川整備計画の作成が義務付けられた1級河川!
岡山県によると、この決壊した3河川(高馬川・真谷川・末政川)は1997年施行の改正河川法により、河川整備計画の策定が義務付けられた1級河川との事で、整備計画では通常河川の特徴や堤防の維持管理、災害時の復旧方法を定めます。
4.県は河川整備計画を20年以上に渡って怠り、深さ・川幅・堤防の高さも把握していなかった!
この3河川について、岡山県は20年以上にわたって計画作成を怠り、深さ・川幅・堤防の高さも把握していませんでした。また県に残る維持管理に関するデータは、年1回の法定点検を2017年に目視で実施したとの記録のみということです。
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5.岡山県は非を認めているものの、決壊と計画がないことの因果関係についてはノーコメント!
岡山県河川課は、計画は水害対策に必要で早期に策定すべきだったと非を認めていますが、決壊と計画がないことの因果関係については何も答えられないと話しています。
6.岡山県では防災メールの遅延・ハザードマップの誤りなど行政の失態が相次いでいる!!
岡山県では、この他にも防災メール192万件の配信遅延やハザードマップの誤りなど行政の失態が相次いでいます。
これらの全てが完璧にされていたら、正直ここまでの犠牲は起きなかったのかもしれませんね!!
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7.まとめ
先日発生した西日本豪雨で、岡山県倉敷市真備町地区で氾濫した川は国から委任された岡山県の管轄でしたが、法定の河川整備計画が定められておらず、維持管理がほとんどされていなかった実態も明らかになりました。岡山県ではこれまでにも 防災メール192万件の配信遅延やハザードマップの誤りなど行政の失態が相次いでおり、こうした行政の失態が被害を拡大させた可能性もあります。これは人災と言っても過言じゃありませんね!!
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